不愉快
我が社が売ってるメーカーでは、車検時にメーカーの保証(3年もしくは6万kmの一般保証と5年もしくは10万kmの特別保証)をお金を払って延長できる、保険みたいな商品があります。
車というものは、オーナーの使い方や環境、メンテナンス頻度などにより壊れたり壊れなかったりするものです。
また、工業製品なので、どうしても部品自体の不良や不具合で壊れることもあります。
お客に中にはそれを理解していただけない方がどうしてもいらっしゃるものです。
我々としても、この商品は薦めにくいものなんです。
あまり強く勧めると「この車もうすぐ壊れますよ」と解釈されかねない。
薦めなかった場合、万が一壊れると「どうしてもっと薦めてくれなかったんだ」言われかねない。
この商品をあるお客に説明してたときのこと。
このお客の車は5年目の車検で距離が10万kmちょっと。
客「壊れるか壊れないかわからないのに、こんなもの薦められてもどうしようもない」
おいら「我々としては壊れるとも、壊れないとも言いかねますので、保険と言う意味合いでお勧めしております」
客「だったら過去の事例見せてよ。何が壊れて何が壊れないか、メーカーも統計とってるんじゃないの?」
お「いや・・車も工業製品ですので、何が壊れるとか、壊れないとか言いかねますし、そういった統計はこちらまで回ってきておりませんので、お見せすることはできかねます」
客「だったらなおさらどうしようもないね。壊れるか壊れないかわからないものにお金なんて払えないね。いいよ、壊れたらこの車もう乗らないし、おたくのメーカー買わないから」
こう言ってお帰りになりました。
なんか腑に落ちないんですけど。